毎日かあさん4 出戻り編 (単行本)

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毎日かあさん4 出戻り編毎日かあさん4 出戻り編
西原理恵子 (2007/07/20)
毎日新聞社
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別れた夫・鴨ちゃんが帰ってきた! 4人家族に戻った一家の、世界をマタにかけた大騒動。『毎日新聞』連載「毎日かあさん」と「毎日かあさん カンボジアだあ」に、鴨ちゃんとの輝く日々を描いた書き下ろしを加え単行本化。

第1巻で別れた夫・鴨ちゃんが帰ってきた!4人家族に戻った一家の、世界をマタにかけた大騒動。
夫婦がパワフルなら子供もパワフル。シリーズ最強の笑いが弾ける第4巻です。
鴨ちゃんとの輝く日々を描く、渾身の20ページにおよぶ描き下ろしを収録!

カスタマーレビュー

口コミ評価・感想永遠に生きる
西原理恵子さんは鴨志田氏が亡くなった時テレビのインタビューで「私はギャグ漫画家だからめったに笑わないんだけど彼は私を笑わせてくれたんです」と言って言葉を詰まらせていた。
その鴨氏とのお別れの時、「動かなくなった彼の前で」「泣きやまない私に子供たちがしてくれたことは…」 二人のあどけないお子さんの中に鴨志田氏は生き続けていた。
「神様」「ありがとう」の言葉に込められた万感の思い。
美大時代、デッサンに苦しんで「私の絵からは、画面から風が吹いてこない」と嘆いていたサイバラさん。この4巻目のラスト、野原にすっくと立ってかあさんを見ている二人の子供たちの姿から、きらめく風が吹いてきます。感動必至。

口コミ評価・感想伝えるべきか、伝えないべきか。
私の父は私が6才、妹が4才のとき他界しました。酒の飲みすぎとストレスによる胃潰瘍が死因です。母は父が死んだことを私達兄妹がその事実を受け止められる年齢になるまで隠しておきたかったそうです。しかし祖母はそう考えませんでした。たとえ6才と4才の子供であろうと、どんなに辛い事実であろうと、事実を伝えるべきだ、と祖母は考え、「お前たちのお父さんはもういないんだ、死んだんだよ」と私達兄妹にハッキリと伝えました。それから30余年が経過しました。私も妹もいい大人になりました。そのいい大人のはずの私が本書を読んで大好きだった父との別れが、ついさっきのことのように強く思い起こされ、ボロボロ涙が出ました。鴨ちゃん一家と30余年前の我が一家がダブって見えたのです。今でも父の死を隠そうとした母の優しさと、父の死を包み隠さず伝えてくれた祖母の優しさに感謝しています。

口コミ評価・感想プロ根性を見せつける一冊
昔からの西原さんファンにとって亡くなられた元夫は「鴨ちゃん」という思い入れある人物なのですが、この作品の中では鴨ちゃんではなくあくまで「お父さん」。
ものすごく辛い時に描かれたはずの書き下ろしでも、ご自分の事は女ではなくお母さん、元夫はお父さんという表現に徹しているのは、もうすごいとしか言いようがないです。
自分の感情を押しつけるのではなく読者が楽しめる・感動できる作品になっており、この毎日かあさんシリーズしか読まない読者にもちゃんと家族の関係が解るようになっています。
お父さんを軸にこの4巻単独でも一つのストーリーができていて、とにかく素晴らしい本です。
高須先生と行った取材でも先生の事は描かず現地の子供の事だけを描く、ここにも母さんとしての徹底ぶりが伺えます。

口コミ評価・感想分かっていたのに、泣かされました。
説得力というものは、情報量ではないと思い知らされました。
昔からのサイバラファンには「鴨ちゃん」のことは当然お馴染ですが、本作では鴨ちゃんとの過去のあれこれはほとんど語られていません。それなのに。
書き下ろし部分はついつい最初に読んでしまい、把握していたのに。
改めて最初から読み直した時、涙がこぼれて止まりませんでした。
日々の断片的なエピソードの羅列のようでいて、家族にはやはり「物語」があるのですね。
最後に家族として過ごした日々があって、本当に良かったです。
今までの巻と通して読むことをお勧めします。

口コミ評価・感想素直にとるか、道化ととるか
この人の作風はまさに「道化」だと思う。
自分をネタにし、家族をネタにし、友人をネタにする。
絵もそこらの漫画に比べたら汚いし、物凄く読みずらい。
だけど、まともな「目」を持ってたらこの人の作品は理解できる。
ブラックユーモアと西原理恵子の持つストレートな感性の融合。
と堅苦しい事を抜きにしてお馬鹿な子供たちとその親達で爆笑し、亡き旦那さんとの思い出に涙する。それでいい。おもしれぇなぁと涙する。
それが出来る漫画だと思いますし、それが出来ない人は哀れだと思う。
よくある「自分が汚れだからきっとこいつも汚れだろ?」というみっともない感性の持ち主かどうかを試せる漫画じゃないでしょうか? 現にここのレビューにも…ねぇ。

口コミ評価・感想どんどんシャープになっている話題の切り口
以前購読していた毎日新聞で毎週楽しみにしていました。
当初から斬新・・・というより意外な話題を独自の切り口・・・というより思いもよらない展開で開放したソフトショッキングな作品だとばらっちの脳の中身はどうなってるんだろうと思っていました。
巻を重ねる度に練りこまれ・・・練りこまれているのは子供たちの好奇心や感性かもしれない・・・るテーマや観察。その中にミックスされている家族の肖像なんかジーンとするもの多くあります。
その中でもこの巻は私にとっても特別です。未経験者はぜひ1巻から読んでください。
子供を持つ親として共感するところも多くそういう意味で楽しみにしていますが、この巻は「家族の一員としての父親」を感じ、悲しいと同時に勇気をもらいました。某歌謡曲の歌詞ではありませんが、なんでもないことが幸せに思われることがあります。妻や子供たちのためにお父さんは今日も戦うのだ!みんなでそれぞれの楽しい「家族」をつくろうよ!

口コミ評価・感想さよなら鴨ちゃん
まったく見ずしらずの他人さまの夫君である鴨志田氏を「鴨ちゃん」と、まるで知り合いのようにサイバラの漫画の中で親しんでいた。その旧知の知り合いの訃報に愕然とし、心が痛んだ。思わず心の中で「鴨、死ぬなー」と叫んでいた。鴨ちゃんの最期の言葉には泣けて泣けて。
でも鴨ちゃんは幸せな人生を全うした男だったと思う。亡くなった人への最高の手向けの言葉として、わたしは言いたい。サイバラ氏も本当にすばらしい女性だと思う。鴨ちゃんへの愛情、こども達への愛情。そこから出た結論が鴨ちゃんの出戻り。強く優しい女性。脱帽。
このシリーズを読んでこどもが欲しいと生まれて初めて思った。ちょっと遅かったけどね。

口コミ評価・感想マンガで流した初の涙
ラストシーンがすばらしい。
ありそうでなさそうで、やっぱりありそうな日常を綴ったマンガですが、日常を普通に過ごすことが、どれだけ奇跡的であるかを教えてくれます。そして毎日に感謝をせざる得ないのです。
別れにも色々ありますが、肝心なのは「別れ方」だと思いました。体という固体は消えても、その人の魂はきっとさらに色づいて、永遠にみんなの心に残るのではないでしょうか。
少し重くなってしまいそうな内容ですが、彼女独自のすばらしい表現をされています。
サイバラさんの力量を感じずにはいられないそんな1冊です。

口コミ評価・感想男の涙腺、刺激します・・・
最後の章を読んで、旅先のホテルのベッドの上で涙が止まらなくなってしまいました。
最期を迎える時にあんなカッコいい言葉を吐けるなんて、鴨ちゃん、あんた本当の男だよ。
そして鴨ちゃん、あんた本当に幸せ者だったんだね。
勝谷勝彦氏が「××な日々」で記していた葬儀の時に溢れ出る涙(そして感情)を、幾ばくではありながら私も共有することができました。
鴨ちゃんの壮絶にして見事な人生、同時代人としてしっかりと受け止めました。
それにしても西原理恵子の無頼人生、あっぱれです!
あなたこそ現代最高の私小説作家です!!

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