![]() | 毎日かあさん3 背脂編 西原 理恵子 (2006/04/27) 毎日新聞社 この商品の詳細を見る サイバラ母さん、大概のことに動じなくなり、貫禄つきました。『毎日新聞』連載「毎日かあさん」第3弾。やなせたかしとの同郷対談やニューキャラ「ぴにゃりくん」、実録サイバラ「父の名前」等、描き下ろしもたっぷり収録。 |
お待たせしました! 手塚賞・メディア芸術祭賞受賞の傑作ベストセラーシリーズ。
タイトル(「背脂編」)の通り、天才サイバラの脂(あぶら)が乗り切った第3弾です。破格の表現欲と表現力が生み出した奇跡の漫画たち。爆笑必至、だけど、コワいくらいのリアルさで、平成の家庭の「幸福と闇」をぐりぐりと描き出します。増ページ(当社従来比)で描き下ろしもたっぷり収録。何が飛び出るかは買ってからのお楽しみ(損はさせまへんで~)。
【カスタマーレビュー】
毎日新聞連載の育児エッセイ漫画の第三弾。今回も堪能させていただきました。
アルコール依存症でボロボロになった元夫。その元夫を父として慈しみの対象とすることを決して忘れない無垢な娘。いつまでたっても成長の兆しが見られず、「餓鬼」という言葉がふさわしい息子。どこまで本当なのかと思わせるほど、奇妙奇天烈・痛快無比な家族関係を、諧謔的・偽悪的筆致で綴って見せます。
西原の日常には「順風満帆」という単語が一切存在しないかのように、痛ましくも苦いエピソードに彩られています。しかし彼女がそれにクヨクヨ・メソメソすることはありません。そんなことをする誰かを常に激しく侮蔑する彼女は、だからこそ自身に対してもそれを許さないのです。ましてや自分の人生の不具合を誰かのせいにしてしまうような愚行は絶対にしません。えてして現代の多くの人は「誰かのせい」にすることでオノレの人生を正当化し、自分をなんとか保っている場合が多いのですが、本書にはそうしたお話は皆無です。そこに西原の一本芯の通った力強さを感じ、私は清々しい思いを味わいます。
幼い娘が自分の家族の数を幾度も幾度も確認するというエピソードでは、別れて暮らす依存症の父親も常に勘定に入れるというお話が出てきます。娘のその姿を事実として淡々と綴る背後に、かといって娘のために元夫と寄りを戻すつもりのない西原の心も見えますし、そしてまた、娘が人生のままならさを静かに受け止めることを「待っている母」の姿も見える気がします。
人生は思い通りにならないけれど、だからといって生きるに値しないわけではない。そんな言葉をあからさまにではないけれど確かに語りかけてきている西原漫画が私は本当に好きです。
3巻目の編名にもなっている、77P背脂の回。
女子高生のころは たしかにいたのにお母さんになると 親友がいなくなるのはなんでだろう。
この言葉にうたれました。
私自身はまだ未婚ですが、自分の母、周囲の母をみるときにいつも気になっていたことだからです。『毎日母さん』をよみ、その答えがわかったような気がしましたが、できれば、それに抗って生きたいなあ。そんなことしたら、お母ちゃんにはなれないかなあ。
息子さんの「プールに落ちた焼きそばを流し焼きそばにして食べた。美味しかったよ!」な奇行っぷりも、娘さんの「このお洋服きておとしゃんに会いたいなあ」な女の上級単位修得ぶりも、ますますかっとんでます。(娘さんはえらいことモテ人生を送りそうだ)
西原さんご本人に関するネタは減っているのがファンとして少し残念ですが、そんなところまで、西原さんという人のまっとうさを如実に表している気がします。3巻になっても、元夫さんは登場。このご夫婦の関係と絆は深すぎて私にはまだ見えない。ただただ、すごいと思うし、こんな風に人を愛せる西原さんはもっとすごいと思う。3巻で心に残ったのは、18、42、53、57、60、77、79、80Pでした。一冊でこんなに名言を残すなんて、さすが西原節! 早くも4巻が楽しみです。
男の子を次々と三人授かったので、この本でちょっとお勉強…のつもりで買い始めて早、三巻。
最初はまだ赤ちゃんの我が子がいつかこんな風になるのかと戦々恐々でした。
でもサイバラさんの懐の大きさと一貫性に「こんな母さん、いいな〜」と読んでいるうちに子どもの視点になってしまう私。この本で男の子の子育てに対する覚悟と同時に面白さも教えてもらってます。
四巻が今から既に楽しみです。
一昨年まで購読していた毎日新聞では毎週楽しみにしていました。毎週毎週ネタは尽きないものです。これはもう「よく見てるなぁ」の一言です。西原さんの視点や子供へかける言葉、子供の行動の分析など独特で最高の才能だと思います!
とは言っても、こんなレビューなんて参考なんかなりません。
まぁ、手にとって読んでみて下さい!立ち読みでも何でもまぁ一度手にとって読んで、嫌いな人もいるかもしれない。(多分、子供を持っている方にはほぼ100%はまると思いますが)私なんか子供がうるさくてかなり不機嫌なときでも、読んでると20分以内に機嫌よくなります。それほどあっけらかんとした、愛に満ちた素敵な子供ネタマンガの傑作です。
本人が本の中で「今年は体調を崩すことが多かった」「来年は仕事を減らす」などと書いているように、若干仕事が粗いというか、絵が荒い気がするのですが(私はサイバラの絵がヘタだとは思ってません、これまでのサイバラ本に比べて、という意味。)、
「強いかあさん」は健在!そしてどんどん弱っていっているらしい元夫の様子もちょこっと出てきて、サイバラの日常が気になる人なら、いつもどおりの満足な内容。
ただ、ベージを埋めるためにやったような、絵本?「ご挨拶」は要らなかったかな〜。
年をとることを楽しみに生きているサイバラには、私も含め、おそらくほとんどの人がそうであそう、「年をとることが怖い」人には、まったく頼もしい限りです。
1巻から読んでいるが、勢いは全く衰えず、破天荒な息子と生き方上手な娘は健在。むしろ磨きがかかっている。そればかりか、世界各国、男の子は皆同じと言うことが分かって面白かった。特に、ロシア人の男の子と、そのお母さんのやりとりは最高。西原さんも、ロシア語が分からないまでも、正確に推測できる理由も描かれており、それが傑作的におかしい。しかし、そういう所に視点がある西原さんは、やはり立派。
西原先生独特のギャハハ!な漫画ではなくて、「クスクス」な感じです。しかもなんだか暖かい…。バカ息子も、おませな娘も可愛くてしょうがない!!!って感じが1巻より2巻より、伝わってきます。酒やバクチに明け暮れていたイメージのかつての西原が、アル中夫に悩まされながらも宝物のように子供たちに接している姿が印象的です。私はいい歳して独身で子供もいませんが、こんな「かあさん」になって楽しい毎日が過ごせたらいいなって憧れます。子育てに疲れちゃった人も、子育てなんてしたくないなんて人も、これ読んだらほんのり幸せの糸口を見つけられるかも?
関連タグ : 漫画コミック
この記事のトラックバックURL
http://book298.blog54.fc2.com/tb.php/557-f8f09067
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
