メールマガジンの楽しみ方

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メールマガジンの楽しみ方 メールマガジンの楽しみ方
原田 勉 (2002/10)
岩波書店
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最高齢のメルマガ発行人としてマスコミで話題となった著者(77歳)によるメルマガ入門。創刊までの経緯,コラムのネタ探し,読者からの思いがけない反響…,「こんなに楽しいものはない!」という著者が,メルマガ発行の喜びと感動の体験の数々を語る。実践的な編集・発行のノウハウや好まれるメルマガの条件も紹介

定年退職をした元農業雑誌の編集者が74歳にしてメールマガジンの発行を始めた。本書ははその経緯と現状を自らの手でまとめたもの。本人にも予想できなかった反響を呼び、さまざまな人々を結びつけていく様子は読んでいて快い。年齢を言い訳にパソコンを放置している人、あるいはそんな人が身内にいる人は読んでみよう。パソコンもネットも、「まずは利用しよう」という意識が大事だということが実感できる。

著者が、パソコンに触りだしたのは67歳の時。最初はワープロ、DTPとして利用していたが72歳からはネット利用を始め、74歳でホームページを開設し、メールマガジン「電子耕」の発行を開始した。さすがは元編集者というべきか、それぞれの利用にあたって最初に明確な方針を立て、入念な準備をするあたりは色々と参考になる。ホームページは「自分とはこういう人間であるという明確な存在意識の表現」と明解に定義してみせるし、メールマガジンでは「誰のために何を表現するか」を最初に考え抜き、協力者を募ってから開始する周到さを見せる。

そうして発行したメールマガジンは、当初の思惑を超えて読者相互のコミュニケーションを生み出していく。中高年の自殺、若者の進路相談、国旗・国歌問題、そして、本人が骨髄腫という難病を患ったことを公表したあたりから、メールマガジンの性格が「誰かのために発行する」から「出すことによって読者に自分がはげまされる」ものへと変わっていく。

これはおそらく最も幸福なネット利用の実例だ。インターネットは決して暗黒面だけではないのである。自分もまた、このようにネットと付き合っていきたいと思わせる。

【目次】
1 メルマガを発行したい!
2 好奇心と伝えたい気持ちで読者一八〇〇人を獲得
3 読者の反響で元気をもらう
4 思いがけぬメールいろいろ
5 「主張したい」から「励まされる」存在に
6 好まれるメルマガの条件
7 誰でも作れるメルマガQ&A

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